インダストリアルな店づくり
しばらくブログをサボってました…久しぶりの更新です。
サボってたとはいっても仕事はちゃんとしてましたよ。
今回は、中野にオープンしたかっこいいBARを、ロングバージョンでご紹介します。
最後までお付き合いください
まずは解体から。
前日にスタッフが内装を解体し、
古く小さな空間ですが、どんなお店に変身するかとても楽しみです。
予め作業場で作ってきた鉄のフレームを取り付け、
一日でファサードを完成させます。
アウトセット引き戸の枠から納めています。
格子窓も無事設置完了!
アウトセットになるスチールドアのレールを取り付け中です。
全てきっちり納まり、製作担当者もほっと一安心の笑顔です。
クールなファサードですが、内装もとてもクールな仕上がりですよ!
BARの顔といえばカウンター
「reclaimed wood rafter」と言われて仕入れた古材なんですが、
要するに古材の垂木でした。
とはいっても垂木と聞いてイメージするサイズよりかは
はるかに太いですが…
それを接ぎ合わせ天板として再利用します。
ササクレだった古材に悪戦苦闘…
まるでグローブと揶揄される私の手にもザクザクとげが刺さります…
角材とはいえ、真四角なわけはありません。
反りや捻じれもあります。サイズもビミョ~に違います。
けど、それを直してしまうと古材のかっこいい表情を失うことになります。
となれば力技で接ぎ合わせるしかありません。
ちょっとわかり難いんですが、一本一本に貫通穴をあけ
寸切りボルトですべてを縫い付ける方法をとりました。
ゴツイ天板を乗せる脚も、当然ゴツイです
デザインはシンプルですがH鋼を用いて重たい天板を支えます。
キャスターも鋳物製を使用し、雰囲気に合うように加工しました。
木製キャビネットも古材をふんだんに使用することにより、
圧倒的な存在感でお店の雰囲気を盛り上げます。
もともとあった手洗いの給排水は、コストを抑えるために移設せず、
既存を利用し、隠したいところを古材で覆って仕上げました。
ボトルの陳列棚もreclaimed wood&ironでシンプル&クールな雰囲気です。
棚板の裏側にはLEDを仕込み、調光のシステムも組み込んであります。
カウンター裏の壁面も鉄と古材をちりばめて、
モルタルの壁とマッチしてます。
天井に張り巡らせた配管から灯るエジソンバルブがインダストリアルの世界観を
演出しています。
とげが刺さりまくった天板も、適度なサンディングとコーティングでササクレをおさえ、
お客さんも安心して酒を酌み交わせることでしょう…
シンプルなスツールもお客様の好みをかたちにしたものです。
通りから見る目線のところだけ、
なんとなくぼやけて見えるようにモールガラスを入れてます。
格子窓の一か所を、換気目的のため開閉可能にしました。
BARといえばやはり夜、ぼんやり灯る明かりの中で
大人の社交場を満喫してみてはいかがでしょうか?
今回もアイアン製品、木工製品、照明、看板に至るまで、
全てカスタムメイドで対応させていただきました。
中野区沼袋駅から歩いて2~3分、『BAR INTREE』さん。
是非お立ち寄りくださいね。
PS、 ただいま、私たちと共に働くスタッフを募集しております。
年齢・性別・経験は問いません。
もの作りに興味のある方、ぜひご連絡下さい。