パンタグラフ面格子のスチールドア

前回のブログで製作工程を紹介した取っ手を取り付けたスチールドアです。
パンタグラフ形状の面格子がとてもマッチするファサードに仕上がりました。

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もちろんオールスチール製のドア本体もカスタムメイドです。
今回のスタジオ施工も様々なものを製作しました。
完成目前で散らかった状態ですが、前々回紹介した
海にせり出たデッキも完成してます。

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スタッフがタイル面に古材を使用したシェルフを取り付けています。

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棚受けを使用せず、スッキリとした納まりです。

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スタジオですので色々な背景が必要になります。
インダストリアルな雰囲気だったりエレガントな雰囲気だったり…
製作物もその空間に似合う様々なスタイルがあって、
作り手にとっては自分の視野を広げられる良い機会でもあります。
このような環境を与えて下さる施主様に日々感謝です!

 


木工旋盤 取っ手の削り出し

現在進行中のスタジオ施工も大詰め。

完成したらその全貌をこの場で紹介させて頂く予定ですが、

今回はその現場でも使用する取っ手の製作風景を紹介させて頂きます。

 

先ずは、四角く切り出した棒状のものを、テーブルソーで角を落とし8角形にし、

旋盤機に取り付けます。

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完成形は頭の中にしかないので、何となく形状のポイントになる部分を振り分けます。

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位置が決まったらひたすら削り続け形を整えていきます。

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ある程度削ったら採寸し、細くなり過ぎないように注意を払います。

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この箇所はアイアンのブラケットがささるところなので

微妙なところはサンドペーパーを用いて入念に調整します。

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ぴったり希望の太さになりました。

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続いて二段目、ここはテーバーに仕上げていきます。

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バイトを左右に動かし削っていきます。

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何となく形になってきました…

反対側も同じ工程を繰り返し左右対称にします。

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今回製作した取っ手の完成画像はまだ撮れてないのですが、過去に製作した完成形はこんな感じです。

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今回はフレンチドアに取り付ける予定で、縦に2個取り付けることになっています。

写真を撮ったらあらためて紹介しますね。

 


海を望むデッキ工事

去年から延々と続くスタジオ工事、

今回は海にせり出すデッキの工事の様子を紹介します。

時に強風に曝される海沿いと言うこともあり、

大引きと束を一体化したものを鋼材で製作しました。

予め大凡のレベルを計測して束の高さを確定しましたが、

現場での微調整が可能なアジャスターを束の底に溶接してあります。

ジャッキベースと同じ構造ですね。

どぶメッキのチャンネルってかっこいいですよね。

 

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日が暮れると対岸の夜景がきれいではあるのですが、

この日は寒風吹きすさぶ一日、眺めるゆとりはありません…

 

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初日は根太まで取り付けて終わりにしました。

後日デッキ材を敷けば完成です。

完成後あらためて紹介したいと思います。

 

 


モービルホーム

私たちのオリジナルトレーラーが、

ほぼ完成状態になりました…

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当初の予定は秋には完成だったのですが、

仕事最優先は当然のこと…

ついつい後回しにしてしまい、何度も中断しましたが

年内完成に何とか漕ぎ着けた感じです。

細かなやり残しは多々ありますが、

それは来年の楽しみにとっておきましょう。

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内部もこだわった仕上げになってます。

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十分生活できる空間です(笑)

 

皆様、本年も大変お世話になりました。

これからも様々なものを手作りし、

皆様に喜んでいただけるものを提案させて頂きたいと思います。

来年も引き続きご愛顧のほど、何卒よろしくお願い致します。

 

OS工場長


インダストリアル系トイレットペーパーホルダー

私たちの倉庫には使用目的が決まってないジャンク品が溢れています。

人によってはゴミ?ガラクタ?と思われるかもしれませんが、

我々にとってはどれも宝物に映ってます。果してこれらを何に活かすか…?

インダストリアル系トイレットペーパーホルダー 画像1

仕入れは主に北米です。小さな街のアンティークショップやジャンクヤードを、

トレーラーを牽引しながら走り回ります。

インダストリアル系トイレットペーパーホルダー 画像2

こんな感じのショップを見つけては飛び込んでアレコレ物色…

インダストリアル系トイレットペーパーホルダー 画像3

その時点では、スタッフ一同思い描く何かがあって、

手に取りレジへと運んでいるのですが、

買い付け後は日々の仕事に追われ、なかなか創作へと結びつかないのが現実です。

『宝の持ち腐れと』揶揄される前に、

徐々にではありますがカタチにしていきますのでご期待下さいね。

今回商品に加工したものはこちら。

インダストリアル系トイレットペーパーホルダー 画像4

蹄鉄なのですが、こちらは競技用。

ある程度離れたところから、地面に刺さった棒めがけ投げて引掛ける競技。

映画のワンシーンで、カウボーイが興じてるのを見かけます。

インダストリアル系トイレットペーパーホルダー 画像5

今回は蹄鉄をトイレットペーパーホルダーへと変身させました。

これらの商品はSALVAGEのサイトで購入できますので

興味のある方はぜひ覗いてみて下さいね。

 

OS工場長


露出配管 あえて見せるコンセントやスイッチ

当然のことではありますが、コンセントやスイッチの配線は

壁の中や天井の上を張り巡っています。

見せたくない電線ではありますが、パイプワークであえて見せちゃうって方法もあります。

逆にカッコいい雰囲気になりますね。

露出配管 あえて見せるコンセントやスイッチ 画像1

新品の状態はギラギラのメッキ状態ですが、

いろんな液体に漬け込んで(笑) 雰囲気を変えています。

斑な染まり方がいい味です。

露出配管 あえて見せるコンセントやスイッチ 画像2

国内のものでもこのような露出配管のパーツは売られておりますが、

サイズが妙にデカ過ぎてイマイチな感じです…

露出配管 あえて見せるコンセントやスイッチ 画像3

加工前はこんな感じのギンギラです。

露出配管 あえて見せるコンセントやスイッチ 画像4

これらのパーツもいくつかのバリエーションで多少の在庫がございます。

ご購入希望の方はお気軽にお問い合わせください。

 

OS工場長


外構にスパイスの効いたアイアンパーツ

行き交う人の目を楽しませる魅力的なエクステリアは、

主役が植栽であるならば、我々が製作するものは

それを引き立たせる脇役のパーツです。

そんなパーツにアイアンを使うと、

スパイスの効いたかっこいい庭が完成します。

 

左右の木の柱の間に設置した鉄板に

表札(名字の表示は加工してあります)、ポスト、インターフォンを配置し、

機能門柱ならず機能壁(笑)としました。

あまり鉄らしさを強調していないのは、塗装技術の賜物。

弊社の施工部門サルベージのぺインターが施しました。

外構にスパイスの効いたアイアンパーツ 画像1

 

ユーズドの枕木にさりげなく取り付けた手すりは、

ガス管を利用しています。

ブラケットもあまり存在を強調せずクールなデザインで製作しました。

外構にスパイスの効いたアイアンパーツ 画像2

 

薪置き棚の屋根には、錆びたヴィンテージの波トタンを使用しております。

外構にスパイスの効いたアイアンパーツ 画像3

弊社では古材、アンティーク建材、アンティーク雑貨等

直接北米より買い付け輸入をしております。

上記の錆トタンなども多少の在庫はありますのでご興味のある方は

販売施工部門SALVAGEへお気軽に問い合わせください。

 

OS工場長

 


ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸

細い羽根で光は程よく遮り、風の流れは通す。

そんな目的で使用されるルーバー扉の製作過程です。

今回の使用目的は鎧戸(ヴォレー・シャッター)ですので、

直接雨のかかる個所。水に強いとされるウェスタン・レッド・シダー

を素材にしました。

まずは部材を切り出し、羽根をはめ込む溝をほります。

ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸 画像1

治具を造りトリマーで等ピッチで打っていきます。

ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸 画像2

横桟を入れ込むためのホゾ穴を角ノミであけているところです。

ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸 画像3

こちらはルーバーの羽根です。

今回は扉6枚分で、約150枚ほど切り出しました。

パーツの準備ができたら仮組をしていきます。

ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸 画像4

ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸 画像5

ルーバーヴォレー ルーバー鎧戸 画像6

一通り調子を見たら一旦分解し、接着剤を塗りクランプして固めるのですが、

羽根の枚数が多いため結構大変でした(汗)

私たちオールド・サクラメントの工房は、

いつもこんな感じで手作りしてる光景が広がっています。

 

OS工場長


モービルホームのウッドポーチ

現在作業場の片隅でトレーラーハウス(モービルホーム)の製作を進行中です。

(これまでの流れについてはSALVAGEスタッフブログあたりをご参照下さい。)

まだまだ途中ですが現状はこんな感じです。

モービルホームのウッドポーチ 画像1

詳細は完成後にアップするとして、

今回はウッドポーチに関して少々…

デッキから上がったところ、入り口ドアの前はやはり屋根をかけたいところです。

古材の柱に古材の桁をのせて古材の垂木でカッコいいルックス。

素材の強烈な個性を殺さぬためにも組み方を工夫しています。

モービルホームのウッドポーチ 画像2

桁をつなぐアイアンプレートのメッキボルトはご勘弁…

後日塗装で違和感なく仕上げます(汗)

トレーラー側の桁受けはアイアンで製作です。

モービルホームのウッドポーチ 画像3

突き出た桁を支えるブラケットはなんともアーティスティック!

作り手の遊び心満点です。

モービルホームのウッドポーチ 画像4

手裏剣の様なものは何なんでしょうか?

前回仕入れたアンティークなのですが用途不明です…

何かに使えるだろう… 的なノリで買ってきました。

分る方いらっしゃいます?

ハブの留め具はやはりアンティークの水道ハンドルです。

私たちのモービルホームですから何の縛りもありません。

自由な発想で、木工班と鉄工班がアイデアを出し合い一つのものを作り上げていく。

これぞイーグルバレーの真骨頂!

完成が楽しみです

 

OS工場長


スチールドア

木製無垢ドアに続き、スチール製のドアを紹介します。

木工の場合、ルーターという機械を使い豊富なビット形状で、かなり複雑な面取り加工を施せるのですが、アイアンの場合、うちレベルではなかなかそうもいきません。

スチールドア 画像1

デコラティブなモールというより、直線的でシャープな仕上がりになることが多いです。

スチールドア 画像2

スチールドア 画像3

 

クールなファサードなどにはもってこいですね。

スチールドア 画像4

細身のスチールドアを連結して、間仕切りの折れ戸なんかも作れます。

スチールドア 画像5

スチールドア 画像6

面格子にカールデザインを取り入れたり、塗装の仕方で優しい雰囲気に仕上げることもできます。

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スチールドア 画像8

木製ドアとは一味違うスチールドア。

使用目的に合わせてお選びいただけます。

お問い合わせはお気軽に。

 

OS工場長